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黒人と人種差別

サハラ砂漠以南のいわゆるブラックアフリカに住む黒人は古くからアラブ人やペルシア人の奴隷として扱われており、人種差別の対象であった。イスラム圏の偉大な哲学者であるイブン・ハルドゥーンでさえも黒人を差別の対象としている。アッバース朝時代には大規模な黒人奴隷の反乱が起きている。

大航海時代以降はヨーロッパ人が黒人を奴隷として使役した。ヨーロッパ人はブラックアフリカに住む黒人を主に奴隷として使役してきた。ヨーロッパ人に購入された黒人は奴隷船の船倉に積み込まれ、新大陸等の市場へ輸送された。奴隷市では商品として台の上に陳列され、売買された。彼ら黒人奴隷は人格を否定され、家畜と同様の扱いであった。軽い家内労働に従事できる者や奴隷身分から解放される者はごく少数だった。こうしたヨーロッパ人による奴隷制度は、1888年にブラジルが奴隷制度を廃止するまで続いた。
ヨーロッパ人は、アメリカ・インディアンやマヤ、アステカなどの征服地、植民地支配における先住民を差別し、虐待・大量虐殺などを行い、伝染病の影響もあり先住民は激減した。(フィリップ・シェリダンの「よいインディアンとは死んだインディアンの事」発言)。スペイン領では、ラス・カサスらキリスト教伝道師が先住民保護に奔走するが、これは、結果的に労働力の代替としての黒人奴隷導入につながる。近代以降も白人、混血、先住民で社会階層が分かれている国家が少なくない。

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ユダヤ人とは民族名であり人種ではない。

西欧社会ではフランス革命以降にナショナリズムが勃興し、少数民族の国民化と同化解放が進んだが、異端審問などに苦しんだユダヤ人達もその恩恵を受けた。ドイツではユダヤ教改革によるユダヤ人側からの同化努力も進んだが、この同化に対する多数派側からの疑問が近代反ユダヤ主義を育てる事になる。しかも、これは擬似科学である人種理論と結びき人種偏見とその結果としての惨事をもたらす。一方その犠牲者となったユダヤ人も選民思想の祖であることから加害者としての側面を持つ事は免れないとも言われている。

アラブ人はアブラハムの宗教を信仰する者に対しては寛容であるが、原始宗教を信仰するブラックアフリカの黒人に対する偏見は深い。ダルフール地方の黒人に対する虐殺はその典型である。

また、アラブ人も西欧人から差別を受けている。グラナダ陥落以後、イベリア半島に住んでいたアラブ人はスペイン異端審問による激しい差別と弾圧を受けた。これによって、イベリア半島からムスリムは消滅した。

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2009年04月28日 08:39に投稿されたエントリーのページです。

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